九州で毎日、何を支店長録

食が中心になりがちな、ある支店長の備忘録

部下の育て方、を綴る


 実は今まで部下との接し方や育て方に

あまり悩んだことはないんです。

 それは1つに、自分が部下に無理に

合わせようとしないからかもしれません。

 

 よくパワハラやセクハラで

やられちゃう上司の話を聞きますが、

私は根底に対象者との信頼度がないゆえ

周りの人達を含め訴えられたりする

のではないのか?

と考えます。

 

 もちろん男性を殴るとか女性のお尻を

触るとか、いわゆる行動に出てしまう

ことはアウトですね。

 でも「言葉」の場合は人の取りようで、

そこにお互い信頼があるのかないのかが

大きく関わってくると思っています。

 例えば私は部下の名前を呼び捨てで

呼んだり、女子社員にも下の名前で

呼んだりしてます。

「さん」付け呼びが今や小学校でも

当たり前になってきてますが、昔から

私はやり方を変えてませんね。流石に

下ネタは老年の域なのでもう進んでは

言わないですが。

 

 反面、いつも彼らに言ってるのは、

自分の性格は変えられないし、

不快ならいつでもコンプラ委員会に

訴えて良いよ、処罰されても構わないし

恨みもしないと言ってます。

 

 ここまで書くと第三者の方々は

色々意見もあるでしょう。

 

「社内が訴える環境じゃない場合もあるのだからモラル的にタブー」

「逆恨みされたり会社を辞めるのは自分になる可能性が高い」等

 

 しかし、私は彼らが訴えることをしないのがわかるんですね。

理由は、絶対的に部下を守る姿勢を出しているからだと思います。

 自らを犠牲にして行動し、彼らが持つ色んな案件に加勢しています。

 手柄があれば褒めるし、失敗しても勉強になったな、で済ます。

 出張に行けばお土産を買ってきたり、

社員の奥さんや子供のことを気遣い

声をかける・・・

これらをできない人をよく

「コミュニケーション不足」

という言葉で括る人がいますが

違いますね。

部下に対して

「プライオリティ不足」

「スペシャリティ不足」です。

全国支店の誰よりも、どの支店長の下で

働く人たちよりもあなたたちは私の下で

ラッキーだし一緒に仕事をしてる間は

成長させてやる、という気持ちが

日々伝わるかどうかだと思ってます。

 

社内でこういう環境作りができないと、

いちいち今の発言はセーフかなとか

ヤバいなとかの低い次元で考えないと

いけないです。

 新入社員に対しても中堅社員に対しても

老年社員に対しても私はみんな同じ

扱いですね。

ただ目上の部下には敬語ですよ。

そこは礼儀ですからね。