九州で毎日、何を支店長録

食が中心になりがちな、ある支店長の備忘録

【福岡市】定年後を今、向き合う

【この日のシチュエーション】

◆近所で午後から飲めるところが無いか

 平尾駅周辺を妻を連れてウロウロ◆

 

>店名:天火鳥にくしん本店

>場所:福岡市中央区平尾2-20-3

>専門:焼き鳥

>予算:5.000円(二人)

>鳥皮の好み度:★★★★★

 

東京なら普通に朝から飲み屋が開いて

いるのが普通だが、

福岡は中心部ならともかく郊外では

なかなか無いようだ。

夕方17:00から開店とかはあるが、

休みの日は特に

飲みたいのは昼から、せめて15:00以降(なんで?笑)

ウロウロしてたら16:00を過ぎてしまい

信号待ちで赤提灯を発見。

かすかに灯りが点っている!

吸い込まれるように入店した。

入ってすぐの串ネタのショーケースに

見取れる。

予約無しなので少し待ったが、

なんせ時間が早いので

入れないわけは無い。

今時のタブレット注文。

まずは生を2杯頼んで落ち着く。

 

妻と二人で飲みに行くのも

かなり久しぶり。

福岡に戻ってきて1年、

これからの生活や子供達のこと親のこと

色々話せて良かったが、肝心の自分の

定年後の考えや仕事など

ほぼ話さず、残り約2年仕事に

追われるだけじゃいかんなと認識。

 

例えば国の制度1つをとっても、

定年後、仕事が決まらない場合

失業手当が出るが、それを貰うのか

貰わずすぐ次の仕事をするのか

なんてまじまじ考えてもなかった。

ウチの場合、現時点で60歳定年制、

そのあと退職もしくは再雇用を選ぶ。

失業手当は当然ながら金を貰うために

働かないのではなく職を探す、

つまり働く意志があるのが前提。

給付期間は最大150日間。

給付額は退職前の給付額に一定率を

かけて算出。

上限が決まっていて60歳以上

65歳未満は日額7,117円、

最大日数だと5ヶ月で約107万円の

給付となるらしい。

退職後5ヶ月職探しをして良い企業が

見つからず、5ヶ月後に

上限でこの金額が貰える。

月に直すと月額約20万円だ。

 

ウチの会社は誕生月が退職なので、

この給付を貰うためには

企業採用の切りが良いのを4月と考えると

次の年度まで仕事を探しながらも

毎日、地に足がつかない時間を過ごさなければならない。

ある意味苦痛かもしれないし、

何やってたんですか半年近く

となり採用条件も狭まるだろう。

 

こんなこと考えることも避けていたな。

きっかけ無ければ調べることも今の

時点でなかった。

でもまだ2年はあるので今後

考えることができる。

これを読んでくれている後輩諸氏に

伝えて行ければなと思う。

今向き合うことがいかに大事か。

 

ほどよく焼き鳥が焼けてきて食す。

ここの皮は個人的に好きな焼き方。

自分は新規の焼き鳥屋に行ったとき

その店に今後行くか行かないかを

決めるのは皮の焼き方。

薄くてカリッカリでタレ味。

これにつきる。

 

福岡に戻ってきて、なんや鳥皮が福岡の

名物になっているという。

見ると、いわゆるグルグル巻きの

ぼいんぼいん弾力の鳥皮だ。

何軒かの焼き鳥屋でこの鳥皮を食べたが、

自分は正直駄目だった。

皮は無駄な内側の脂を削り、

カリカリに焼く。これじゃないとね。

良い店を探せて良かった。

昼下がりに開店します、っていいね。青ネギのバラ巻きは妻が2回注文

 

 

 

 

 

 

 

 

【東京】夢見る花の都

【この日のシチュエーション】

何年かぶりの本社会議で東京へ。街を思う。

 

 

4月は市場も活発になり

東京出張が2回あった。

東京で10年以上働いていた身としては

何年かぶりの東京が少し懐かしくもあり

街が変わるスピードに

流石首都だなと関心。

 

しかし一方で、九州に戻ってきたがゆ

えの俯瞰に発見がある。

つまり東京という場所に向かう若者の

心理を抽象的だが冷静に考えられる。

 

マズローではないが人には誰かに

認められたいという承認の欲求がある。

若者は特に東京に行けば自分を試せて

実力も認められるのでは無いかと考える。

 

しかしスターやヒーローになれる人は

ほぼいない。

人口1500万人に街で多くの人に

承認される人は一握りもいないのだ。

1年か2年、長くて3年住めば

自分の力の無さや取り残され感に

苛まれる。

その後はズルズルとチャンスを待つ

若者もいれば情報やトレンドの先端に

住めるというメリットを

最大限に解釈して住み続ける者もいる。

 

社会人であればチャンスをものにできず

何年かして地元に戻り、それでも

東京で働いてたことを自分のステータス

のように他人に自慢したり1人ごちる。

 

ほぼそんな人たちばかりだ。

結局何が言いたいかというと、

東京が悪いわけでは無く、

結果的に他人より抜きん出た才能を

持つ人は殆どいないということだ。

 

そういう現実を予想し行動すれば

もっと賢い自分と向き合える。

昔と違い今「東京」じゃなくても

自分を出せる時代なのだ。

 

久々に行った東京は相変わらず

刺激はあるが息が詰まる街。

仕事とは言えよく10年以上通勤

していたと思う。

でももうこの年では無理。

淀んでいるようにしか映らない。

まぁ、戻ってきた福岡も

天神ビッグバンとか掲げて

段々同じ路線をたどってるけど。

ビル解体騒音が朝から夜まで続くことに

すでに人々は慣れきってるしね。

 

 

 

 

 

 

【鹿児島】配膳が正味40分とはいかに

【この日のシチュエーション】

◆お客様の会合で鹿児島へ。

送迎バスに揺られプチ観光気分◆

 

>会場:城山ホテル

>場所:鹿児島市新昭院町41-1

>コース配膳スピード: マッハ級

 

この日は受付まで時間があったので

鹿児島中央駅から城山ホテルまで、

ホテルが出している循環のシャトルバスで

行くことにした。

鹿児島で言えば、サンロイヤルホテルも

そうだが観光ホテル系は送迎バスがある。

送迎バスがあるときはほぼそれを使う。

 

タクシーだと恐らく2000円はかかる。

駅まで往復だと約4,000円だ。

シャトルバスだと無料。

支店長たるもの、こういう所で経費を

節約するという姿勢で普段から得を

積むことにしている。

経理課や部下にはこういうことは

もちろん話さない。

自己習慣化されていれば皆がどこかで

見ておりきちんと真似してくれるはずだ。

 

ものは考えようで、経費を使わず

なごやかな約15分のプチ観光。

バスから街並みを見下ろしながら移動。

 

天文館を経由して、裁判所を通り

城山ホテルに上る細道には

かつて西南戦争で西郷隆盛が最後に

立てこもった銃弾を受け死ぬまでの

5日間を過ごした洞窟があり

それを見ながらホテルへ向かう。

お金を使わず得した気分だ。

 

城山ホテルは名高き有名ホテル。

料理も楽しみにしていたが、

コースのタイムテーブルが非常にせか

された感じで会合お約束である2時間の

中で、先付けからデザートまで1時間も

かからずして配膳が終了した。

これは長い経験では初めてのこと。

焼き物に手を付けていないのに

メインの肉が来て焼き物を食べている

所に、ご飯ものが来る。

 

「配膳の子達が19:00で終わりなんです

かね」

と自分が冗談を言うと円卓同席の

人たちも苦笑い。

話に夢中になって箸を止めたわけでも

無いが皆、食べるのに必死。

挙げ句残す人たちもいた。

しかもこの日は黒豚のしゃぶしゃぶ以外は

殆どが冷めた料理で美味しいと感じる

料理が残念ながら無かった。

料理人が少なかったのか。

主催者の希望だったのか。

会自体は予定通り2時間あった。

天下のSHIROYAMAだけに少し残念な

夜だった。

 

去年行ったサンロイヤルホテルのほうが

俄然良かったな。

何か理由があったのだろうか。