九州で毎日、何を支店長録

食が中心になりがちな、ある支店長の備忘録

九州経済、を考える

2022年度の九州7県最低賃金が出そろった。

福岡県は900円、佐賀県853円、

長崎県853円、熊本県853円、

大分県854円、宮崎県853円、

鹿児島県853円

 

九州管内では福岡がTOPとなったが、

全国平均は961円で、平均にも届かない状況です。

 

何が福岡も大都市の仲間入り、東名阪に続く都市ですかね。

61円も違うと言うことは8H労働で約480円/日×20日で

1ヶ月9,600円は平均賃金から低いということになります。

 

根幹には九州の経済事情があると思います。

福岡県は(福岡市)は基本的には商業の町であること、

それ以外の県は観光業、農水畜産業で成り立っていること。

この構図が、物価安を生み出し賃金体系を平均以下にしている

と私は考えています。

特に農水畜産においては九州管内であれば

物流のインフラやコストも

全国的には低く抑えられるため、

給料が上がらなくても

普通に働いていれば生活は出来る、

という環境に繋がっています。

 

これらを踏まえ、自分たちの業種に落とし込んで考えると

九州経済の動きが見えてくると思います。