九州で毎日、何を支店長録

食が中心になりがちな、ある支店長の備忘録

【福岡県】想夫恋、の看板に思わずウインカー

この日のシチュエーション

◆大宰府インターに向かう途中、大野城の信号待ちで看板を目にし、時計を見て11:10だったにも関わらず、迷わず左折ウインカー◆

 

>店名:想夫恋 大野城店
>場所:福岡県大野城市錦町3丁目5-38
>専門:焼きそば、ラーメン
>予算:単品920円

>恋しく想う度:★★★★

 

 

懐かしいものばかり。

何十年ぶりか忘れた。

想夫恋は滅茶苦茶有名な外食チェーン

ばりの広告や展開をしているわけでもなく

地道に運営してきたんだろうな。

 

かた焼きそばと言う言い回しは

今や普通に使うが当時はなく、

もはや発祥くらいの古さ。

率直なあの頃の印象を思い浮かべる。

少し焦げた麺の感じと

麺に絡むシャキシャキのもやし。

ラードのような風味。

テーブルに来るまでの間、

時間がかかる店。

これらが久しぶりに食欲を増進させる。

 

調理方法には「焼き」と「炒め」

というものがある。

焼きそばは調理としては

「焼き」のような「炒め」のような。

「焼き」とは鉄板などの器具で加熱する

方法をいう。

一方、「炒め」は油を使って食材を

かき混ぜながら加熱する方法をいう。

これらからすると焼きそばの基本的な

作り方は

「焼きそば」でもあり「炒めそば」

でもあると個人的には思う。

 

だが、想夫恋の焼きそばは

「焼き」か「炒め」かの判断がしにくい。

茹でた麺を湯切りして鉄板にのせ、

水分がなくなる頃に油をかけ

焦げ目がつくまでそっと麺を扱う。

焦げ目がついたらヘラで優しく麺を

ほどき、ソースをかけ、ヘラでまた

優しく混ぜる。

 

果たして、この調理法は「焼き」だろうか、「炒め」だろうか。

はたまた「蒸し焼き」なのか。

 

そんなことを考えているうちに

ご飯とスープ、漬物が運ばれ

大御所が登場する。

 

これこれ。懐かし。昔は当たり前のように

大盛りを頼んでいたが

普通盛りで良かった。

胃袋がついて行かない。

出来たての湯気とソースの香り。

ゆっくり味わって食べた。

福岡発ではないが福岡の味に認定した方が良い。