九州で毎日、何を支店長録

食が中心になりがちな、ある支店長の備忘録

【鹿児島】盛付けの丁寧さはアート

【この日のシチュエーション】

 ◆お客様からお誘いを受け、お知り合いという料理長の渾身のメニューを頂く◆

 

>店名:鹿児島サンロイヤルホテルフェニックス
>場所:鹿児島県鹿児島市与次郎1-8-10
>専門:フレンチ
>予算:おまかせディナーコース

>仕事の丁寧度:★★★★

 

世界料理オリンピックという大会で、

銀メダリストを受賞した天川料理長が

仕切るフェニックスのディナー。

1つ1つが鮮やかな構成で見た目が美しい。

各ホテルのディナーを仕事上もあって

よく頂くが、この日は、2品目に出て

きたオードブルヴァリエで

既に実力がわかった。

 

ところで、美味しさの万人基準は

おそらく無い。

美味しいものは美味しいし

美味しくないモノは美味しくない。

基準は自分の舌だが、いわゆる「五味」、

つまり、甘み・塩味・酸味・苦み・

旨味の感度がきちんとしていないと

美味しさは個人で偏ってしまう。

 

近年は「味覚センサー」で五味の

ペンタゴンを使い科学的に「ケリ」を

つける世の中になってきているが

食べるのは機械ではなく人間だから、

そこには楽しさや感動などがお皿に

添えられての「美味しい」になって

いれば良いと思う。

酒が進むだけで味覚はおかしくなる

わけですしね。

 

この日のメニュー

・マグロタタキと帆立スモークのカクテル仕立て

・魚介類のオードブルヴァリエ、秋ナスソース添え

・黒毛和牛と黒豚のチャーシュー

・平目のムニエル、柚子風味パン粉付け焼き2種ソース

・鹿児島県産黒毛和牛ロース肉のグリエ、バルサミコソース

・知覧抹茶のレアチーズムースとフレッシュフルーツ、

 佐多産マンゴーシャーベット

 

東京が全てじゃない。長く東京に住んで

食べたフルコースで、お金損したな、と

ため息つくこと多々。

九州は野菜も魚も肉も、恵まれたエリア。

これからあちこちで美味しいものに

出会えればと思うと仕事も頑張れる!

 

美味しいディナーの翌日は、バナナ1本とヨーグルトで昼を調整が常