九州で毎日、何を支店長録

食が中心になりがちな、ある支店長の備忘録

【長崎】部下たちに誘われる飲み会

【この日のシチュエーション】

◆出張し、部下の皆に誘われた店に合流。元々ひとり呑みを楽しむ予定

だったが 部下に誘われるのは心地良いので断る理由がない◆

 

>店名:出島 亜紗(DEJIMA ASA)
>場所:長崎市出島町13-3

>専門:海鮮居酒屋、日本料理

>予算:5,000円

>お酒提供スピード:★★★★

 

昔から部下をお酒に誘うことは殆どしない。ひとり呑みが好きなのと、

誘っても行きたくないだろな、

と決めつけているからだ。

 

一方で部下から誘われた場合は用事が

無い限り当日でもほぼ断らない。

何か話があるんだろうな、とか

奢ってもらいたいんだろうな、とか

だいたいそのあたりだろうと

こちらも意外とドライに捉えている。

 

しかし、支店長と飲むと面白い、

と来たときには

当の本人もさすがに耳を疑った。

微塵にも思っていなかったからだ。

思えば、仕事の話になっても

趣味の話になっても

自分なりにお笑い芸人バリのギャグが

ポンポンでてくる。

これは昔からそうだ。

皆楽しそうに笑っている。

 

特にこのコロナ禍では皆疲弊してたので

モチベーションを上げるのが難しかった。

やる気があってもお客様が慎重で

会ってくれないとなれば、

そりゃそうだよな。

 

組織論で有名なバーナードやサイモンは

組織が成立するためには「均衡」の

実現だといっている。

私たちの部下達が組織内で

モチベーションを継続するためには

十分な支払いを整えられている状態、

経営資源の獲得や利用が成されている

ことだという。

つまりは、会社への貢献とそれを

引き出す誘因、

月並みだが賃金Up、昇進、報酬などが

それだ。

 

しかしながら現場はそればかりではない。

良好な社内の人間関係、

支店長がきちんと全体を見て1人1人の

性格を自分なりに分析をし、

社内を「均衡」を保つ努力をすること。

しかもそれは誰にも必死さを

気づかれないように

さりげなくやること、だ。

 

そうすれば部下の人たちはそれぞれが

「自分を見てくれている」

「自分も認められている」

と思うようになりモチベーションは

上がっていく。

集まった飲み会で芸人のようなトークを

差し込めば皆大笑いをしてくれる。

 

長崎の夜の町で飲むのはそれこそ

20年以上ぶり。

中華街もコロナ禍で活気がなかった

というが長崎まで新幹線が開通して

観光客も増えつつある。

 

この店はメニューも豊富でそんなに

高くない。

牡蠣フライは近年流行の作り方、

小ぶりの牡蠣を幾つか丸め衣を付ける。

なので、見た目一回り大きい牡蠣フライ、

食べると具だくさんとなる。

カウンターもあり、一人呑みでも

しっぽり呑めそうないい感じの店だ。

 

長崎郷土料理ハトシも初めて頂く。食文化に触れるのは歴史を学ぶことになる