【この日のシチュエーション】
◆展示会のため前泊。地元海鮮を食べたくなり、晩酌がてら店探し◆
>店名:すし小料理 とみおか
>場所:宮崎市中央通3-21
>専門:寿司、小料理
>予算:5,000円(軽呑み予算)
>地道個人経営度:★★★★
出張時に寿司を目的に店を探すことは
ないが、刺身をアテに一品料理を摘まみ、
細巻きで締めるという流れで
寿司屋に入ることは多い。
しかも地場の超有名店というより、
「たぶん、地味に長きに寿司屋をやってたんだろうな」
と思える店を探してぶらぶら歩く。
看板に「すし小料理」と書かれた店に
足が停まる。
ここにするか、と2階へ上がり入店。
L字カウンターに席数は8席くらいか。
「すみません、一見で1名なんですがいいですか」
18:00頃に入り先客2名。
角から2席目におとなしく座る
生ビールを頼み、お通しがきて
しばらく摘まむ。
おすすめのボードに目をやり、
たこ、きはだなどが目に入る。
だいたいお薦めの魚が
刺し盛りの顔になる。
「4点盛りの刺身をお願いします」
あと2品くらい頼んでその日は終了の
腹具合。
お寿司やに行きメニューにあれば
必ず頼むのは
寿司屋の卵焼き
それと宮崎の郷土料理の油味噌が
あったのできゅうりに添えた品。
寿司屋はきゅうりの目利きも良いし
仕入れ回転も早いので鮮度は間違いない。
小一時間半くらい呑んで、締めはかんぴょうの細巻き。
お寿司屋さんに飛び込みで行ったとき
必ずかんぴょう巻きを頼む。
かんぴょうの味付けがその店の顔だと
思っている。
干瓢は実に手間のかかる食材。
元はユウガオの果肉を細く剥いて乾燥
させたもの。
乾燥も水分量を天日で35%くらいに絞る。
その後漂白し水分量が20%まで落とす。
寿司屋で出てくるかんぴょうは
2パターンあり、
1つは加工業者が味付けまでした
チルド品を使う店、もう1つは乾物を
水洗いし、軽く塩もみ、塩を落として
沸騰したお湯で茹で上げて店の味付けで
調味する店。
前者は味付けが全般的に濃い。日持ちの
ために調味料を濃いめにしている。
また保存のために酸味料が加わっている
ため舌に酸味を感じる場合が多い。
回転寿司やスーパー鮮魚売り場などは
大量消費のため加工品を使う。
店の手作りだと味は柔らかく、
酸味もない。手間をかけない寿司屋は
業者から加工品を仕入れて使っている。
悪いことでは当然無いし最近では
クオリティーも高くなっているが
個人的には、焼き鳥屋の皮の焼き方と
同じで、お寿司やの1つの判断基準には
なっている。
適度にお腹も満たされたのでお勘定をお願いした